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遊園地(ゆうえんち)

びっくり箱の夢でうなされて!!   2003年10月10日(金)
 昨日から、ダウンしている。おそらく風邪の熱のせいだろう。全身がだるい。この様な時、決まって見る夢がある。昔、祖父に連れられていった遊園地の、びっくり箱という乗り物だ。座席付きの大型ブランコが、全面ガラス張りの部屋の中にあり、その部屋が回転するのだ。それも、ブランコのゆれに沿って。だから、乗っていると逆さまになったような錯覚に陥る。これが、小さかった自分にはとても怖かった。数十年前の事だった。昨日も、夢に出てきた。その遊園地は今はもう無い。夢の中でしかもう乗れないびっくり箱だ。

絶叫マシンは?  2003年10月11日(土)
 最近の遊園地で、一時期気になったのは、いわゆる絶叫マシンの多さと凄さだ。これでもかこれでもかの怖さを競い合うようにして、絶叫度が増していった。そして、多様な絶叫を求め、絶叫マシンが増え、絶叫マシンだらけの遊園地になる。一時期、お年寄りと小さな子ども達がのけ者にされたかのようであった。弱者に、不向きな遊園地とも言えるのでは。

絶叫マシンの料金に思う。  2003年10月12日(日)
 絶叫マシンがかかえる問題点として挙げられるのが、その料金が高額な事だ。その理由のひとつが、絶叫マシンの弱点として、繰り返し乗るとその絶叫度が必ず落ちる。だから、ある程度の期間をおいてリニューアルしないとあきられやすくなる傾向にある事だ。だから、つぎつぎと奇抜なニューマシンが作られる。当然、設置費用や危険防止費用がかさんでくる、そうすると料金が上がる。こうして絶叫マシンは、どんどん料金が高額になって行く。

遊園地考:観覧車とスローフード   2003年10月13日(月)
 遊園地の遊具でこの間、じわりと人気の上がってきているのが観覧車だ。高さが競い合うように高くなるのと、空調設備付きのデラックスなのが出来る中で、再び利用客を集めてきている。また、過激マシンからの回帰も一要因だ。ファーストフードからスローフードへの転換と軌を一にした動きと思われる。

遊園地の乗り物と優しさと。  2003年10月14日(火)
 観覧車とスローフードの共通点は、遅いという事ではなく優(やさ)しさだ。それぞれ人に優しい乗り物であり食べ物なのだ。当然、優しい乗り物は、お年寄りや子ども達を含む、多くの弱者の皆さんに対しても優しい。遊園地でこの様な優しい乗り物が増えると、遊園地は万人がもっともっと憩える場所となるだろう。

すべての人に優しい遊園地を!!!  2003年10月15日(水)
 遊園地と優(やさ)しさの関係を考える時、忘れていけない事が癒(いや)しである。「遊び」の重要な側面である癒しだ。そもそも遊園地は癒しの施設として作られている。その癒しの方法は、個人によって違う。絶叫マシンのスリルによって癒される人もいれば、観覧車でゆったりと美しい景色を眺めて癒される人もいる。だから、遊園地がもし入場対象者を限定しないものなら、絶叫マシン的乗り物と観覧車的乗り物のどちらに偏ってもいけない。しかも、障害を持たれた方やお年寄り等の弱者の方にも当然の事として、遊園地で楽しむ事が保障されるべきだ。バリアフリーは、遊園地でも当然の事だと思う。遊園地は、すべての人を優しく包んで癒して欲しい。

遊園地と経済的弱者  2003年10月16日(木)
 遊園地、書いて字の如く正に遊ぶところだ。比較的に頑丈な若者だけの施設でもなく、みんなが遊べるところだと思う。先に、身体的弱者についてふれたが、経済的弱者にも遊園地は開放されなければならないと思う。入場料が高くては、入る事さえ出来ない。設備への投資額(設置・維持費)が膨大になるにつれて、遊園地の入場料・乗り物料金がかなり高額になってきている。考え物だ。せめて入場料だけでも、軽減すべきだと思う。

遊園地よ、万人の癒しの遊び場であれ!!  2003年10月17日(金)
 祖父とのびっくり箱の思い出で始まった遊園地話、そろそろ締めくくりとしよう。私の祖父のように、孫を連れて遊園地を訪れるお年寄りも多いかと思う。過激マシン設置競争の投資過剰で、お年寄りがお孫さんと一緒に乗れる乗り物が遊園地から消え失せない事を願い。さらに、すべての遊園地の乗り物が、ハンディをもたれた方にも門戸を開放され、遊園地が万人の癒しの遊び場になる事を切望して、締めくくりとする。

あやめ池遊園地の廃園によせて  2004年1月25日(日)
 またひとつ老舗の遊園地が無くなる。多くの大阪の人たちに愛されてきた「あやめ池遊園地(近鉄)」だ。「阪神パーク」「宝塚ファミリーランド(阪急)」と次々といわゆる電鉄系の遊園地が消えていく。近鉄系では、「伏見桃山城キャッスルランド」に続いての閉園となる。他の楽天広場の日記にも書かれているが、どの遊園地にも幼き頃の思い出がいっぱいある者にとって、ある意味では一緒に過去の自分自身が消えるようで、何とも言えない寂しさがこみ上げてくる。仮に遠くにある東京ディズニーランドの様なテーマパークが無くなったとしても、この様な感情はこみ上げては来ないだろう。それだけ、それらの遊園地は、日常普段の生活の中にキッチリとその場所を占めていたのだ。そこへ足を運んだ回数そのものが違うし、そこでの遊び方も違うし、なによりも気軽に行けたところなのだ。こういった思いは、これほどいたるところに大テーマパークが増えた状況に慣れた人には分からないかも知れない。残された電鉄系遊園地は数少なくなった。人気とは裏腹な政府の無策による長引きすぎる不況の中では、ひょっとすればそれさえも無くなってしまうのか、そんな予感さえよぎった「あやめ池遊園地」廃園のニュースだった。

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