魚鳥木(ぎょちょうもく):遊邑舎アレンジ版

リーダーの出題に答える、簡単なチーム対戦型の伝統的な言葉遊びのアレンジ版。

小学生以上三人以上(含リーダー)室内チーム対戦その他(口/言葉)用具無短時間
● あそびの解説
 伝統的なものは、設問者の「魚鳥木、申すか申さんか!」の問いに、回答者が「申す申す!」と返事をした後、設問者が「魚(ぎょ)」と問えば魚の名前、「鳥(ちょう)」と問えば鳥の名前、「木(もく)」と問えば木の名前を答える形式となっています。そのスタイルを基本に、小学生からおとなまで遊べるようなチーム対戦形式の遊びにアレンジしました。

● あそび方  (「あそびセレクト」より転載、一部改訂)
1. まず、リーダーを決めます。保育所・学校・学童保育所などでは先生方がリーダーになると良いでしょう。
2. 「次に、2組のチームに分けます。(同数でなくても可。)
3. 各チーム、答える順番を決め一人ずつ対戦していきます。(勝ち抜き戦)
4. リーダーは、対戦者2人に「魚鳥木申すか、申すか。」と言います。(本当は、「申すか、申さんか。」だが、言いやすいのと、次の「申す、申す。」と対になりテンポが良くなるので、敢えてこのように変更しました。)
5. 「各チームの対戦者は、なるべく声をそろえて「申す、申す。」と返答します。
6. リーダーは、一呼吸おいて、「赤い食べ物」(これは、何でも良い。例えば単に「動物」でも良いし、複雑に「空を飛べない乗り物」としても面白い。)と問題を出します。(正式には、「魚」「鳥」「木」の3つだが、今のこども達特に小学校低学年やそれ以下のこども達には、解りづらいのと、出題範囲を拡げられるので、無制限にしました。)
7. 対戦者は、いち早くその出題に合った答えを言います。前記問題の「赤い食べ物」の場合は「りんご」「いちご」など。
8. この様に、早く正解を答えたチームの勝ちとなります。
9. 負けたチームは選手交代。こうして、何巡か対戦を繰り返します。
10. 最後に、勝利数の多いチームの勝ちとなります。(対戦回数は、チーム構成人数や遊べる時間に応じて決めます。また、対戦回数は最低でも2巡以上まわる様にします。)

● あそび指導上のヒント
・リーダーは、あらかじめチップやその代わりのもの(碁石、飴玉、トランプなど)を用意し、勝てばそのチームにそれを与え、すべて無くなった時点でその獲得数が多いチームの勝ちとすると良いでしょう。
・勝ち抜き戦は相手が変わるので、日頃交流の少ないこども達どうし、嫌いな子どうし、あるいはあこがれの子との対戦など、こどもどうしのいろんな関わりをつくったり・強めたりが出来る点がお奨めです。
・リーダーは、どんな問題も出せるので、興がのって来たときの頃合いを見計らって、「好きな子の名前」「嫌いな学校の勉強科目」などなどの設問に、思わぬ答が帰ってきて、みんなで大爆笑するのもいいでしょう。また、自信があれば「好きな先生の名前」と問題を出すのもいかがでしょう。


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