「大阪市立大学の統合問題を考える会」参加呼びかけ
本「呼びかけ」は、メールおよび私信にて送付されたもので、
公開になじまない個所は、舎主の責任で一部割愛しております。
大阪市立大学OB ・ OG のみなさんへ               2013・5・6

「大阪市立大学の統合問題を考える会」へのご参加を呼びかけます。

○4月20日、大阪市大と大阪府大の統合問題に関心をもつ市大生OB(OG)13人が集まり、大学の統合問題について、意見を交わし、こんご情報発信や可能なとりくみを行っていくために、市大OB・OG有志による「大阪市立大学の統合問題を考える会」を立ち上げました。 OB・OGのみなさんのご賛同とご協力をお願いするものです。

1)大阪市立大学と府立大学の統合問題について

○2012年はじめ、橋下市長と府市統合本部は、市大と府大の統合を提唱し、新大学構想会議を設置しました。市大の経営蜜議会委員は全員交代し、あらたに矢田・上山氏ら外部の新大学構想会議メンバーが委員に就任し、「市大改革」を推進しています。
  ※新大学構想会議メンバー 矢田俊文(北九州市立大前学長)、上山信一(慶応大教授)、大嶽浩司(自治医大)、尾崎敬則(弁護士)、野村正朗(りそな財団理事長)、古川富夫(広島大)

 2012年7月、新大学構想会議による市大の各部局のヒヤリングが行われ、12月末に「新大学構想〈提言〉」が発表されました。〈提言〉は、2016年の「新たな大都市制度の実現」にあわせ、両大学を統合・再編し、重複分野の見直しと一部新設、「教員人事の一元化」など学長・理事長の権限強化をうたっています。
 13年4月末には「新大学ビジョン(案)」が発表されました。  (別「資料」参照)
○これにたいし、「なぜいま大学統合なのか、拙速な統合に反対」「両大学の統合で運営交付金を削減することは、教育研究条件の悪化をもたらすド憲法に保障された『学問の自由』、大学の自治が危うい」など、大学関係者などから懸念、危惧する声が起こっています。
○両大学当局は、「新大学構想〈提言〉」にそって、学長を先頭にワーキンググループを設置し、統合にむけて進んでおり、市大の教職員組合も「統合やむなし」の立場です。
 学生や院生は、統合問題について、その理由も、内容も知らされないまま、ことが進んでいます。
○そのなかで、3月26日、市大の学生が大阪市議会へ提出した「陳情書」(別紙)が、公明党、自民党、民主系会派、日本共産党の賛成で採択され、各方面に反響が広がりました。
O「大阪市立大学新聞」(hijicho)が「市大存亡の危機―無関心ではいられない」と、統合問題のアンケートを実施し、関心をよんでいます。(5月3日付)。
 (大学統合を知っている64、知らない148.新大学構想の〈提言〉読んだ12、読んでない200。統合に関心は一学部のキャンパスどうなる125、学部再編98、新人学名71、カリキュラム45、研究内容23、教員の処遇・異動21、予算16)。統合に賛成45、反対90、どちらでもない77。賛成は日本最大の公立大学になるから、反対は学部の再編が行われ、文理でキャンパスが異なるから)。
 反対が多数ですが、まだ情報を知らされていないことが反映しています。 この間、統合問題に関心をもつ学生と、「大阪市立大学新聞」の編集部の学生らが会合をもっています。

2)大学人や学生OBの動きなど

○2月11日、宮本憲一名誉教授が講演で「大阪都構想」を批判しました。
○市大OB有志が、「府立大学問題を考える会」のメンバーと、合同の会合をもってきました。
 4月13日(土)「ストップ!ハシズム市民集会」に参加し、両大学の「考える会」(準)連名の「統合反対アピール」を発表しました。
(一部割愛)

3)「大阪市立大学の統合問題を考える会」を立ち上げる

○昨年の夏ごろから、統合問題に関心をもったOB(一部割愛)が集まり、大学問題についての情報発信・交流(ホームページ、メール)、大学関係者から状況やとりくみを伺い、学生や院生の活動を激励する、などをしてきました。
○新大学構想会議〈提言〉が発表され、大阪府・市・大学当局が、統合に向けた動きを強めているもとで、私たち学生OBとしても、市大130年の歴史と伝統、憲法がもとめる「学問の自由」と大学の自治をまもれと、情報発信、意見交流、見解や提言の発表、各方面と共同しての学習会やシンポ、懇談会の開催などにとりくみ、また現役学生や院生、市大関係者のとりくみを可能な形で支援していきたいと考えます。
 そのため、4月20日の有志の会合で、市大OB ・ OG 有志による「大阪市立大学の統合問題を考える会」を立ち上げることに合意しました。

4)「市大の統合問題を考える会」(略称)の組織運営と当面の活動について

@「考える会」は、世話人をおき、適宜「世話人会」を開いて運営します。
 ・世話人は、4月20日の会合に参加された方々に加え、学年ごと、学部ごとに募ります。
  現時点での世話人は、(一部割愛)
 ・代表世話人については、後日の「世話人会」で選出したいと考えます。
 ・日常的な運営のために、幹事世話人をおきます。幹事世話人は、(一部割愛)の各氏にお願いします。
 ・事務局は、(一部割愛)の各氏が担当します。
 ・組織の運営や活動には、活動資金が必要であり、「考える会」の預金口座を設け、募金をつのり、事務局のもとに財政を管理します。
A当面の活動については、大学問題や統合問題についての情報発信を重視し、「ホームページ」の充実、メール通信網の拡充、ツイッター(「がんばれ市大 統合に異議あり」はじめ)やフェイスブックでの拡散、大学関係者と共同し、学習会、シンポ、懇談会、提言発表などにとりくみます。現役の学生・院生の運動などを支援します。

大阪市立大学OB・OGのみなさん

 以上のとおり、大阪市立大学の統合をめぐる問題や、OB・OG有志のとりくみ、「考える会」の立ち上げ、組織運営と当面の活動についてご報告するとともに、みなさんのご賛同と「考える会」へのご参加、ご協力を心からお願いする次第です。

  2013年5月6日   「大阪市立大学の統合問題を考える会」     
     世話人   (一部割愛)

《問合せ・連絡先》
 (連絡先の携帯電話番号は、個人情報につき割愛)
  仲本< nakamoto−kmhs@hb.tp1.jp
  HP「 大阪市立大学の統合問題を考える

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