子どもたちの誰一人も、賭博・カジノの犠牲にしてはならない!
ギャンブル依存症対策では、子どもたちは救えません!
カジノを含めた統合型リゾートの整備を政府に促す法律(カジノ法)が、昨年12月に成立し、大阪府と大阪市はカジノ誘致を進めています。しかし、日本ではカジノ解禁を待たずとも、世界有数のギャンブル大国となっています。その中で、親のギャンブルとその依存症により、子どもたちがその犠牲となっています。
親や保護者などのギャンブルとその依存症に起因する、一家離散・育児放棄・虐待などにより、少なくない子どもたちが、健やかに育つ権利と環境をはく奪されています。それだけでは無く、夏場の乗用車内放置による熱中症や、留守番中の火災などにより、その幼気な命さえ奪われています。
こうした、ギャンブルとその依存症による、子どもたちの犠牲を放置して、既存の合法ギャンブルにもまして、依存症を飛躍的に拡大深刻化させるカジノを解禁することは、子どもたちにさらに多大な犠牲を強いることになります。
それは、カジノが外国の人たちや高所得者だけに解禁されたとしても、外国や高所得者の子どもたちが犠牲になるだけです。そして、多くの先例にもあるように、経済優先と利益追及を名目として、やがて自国の多くの人たちにも解禁され、日本の子どもたちもその犠牲となります。
「花には太陽を、子どもらには平和を!」の精神で、大阪の子どもたちの健やかな成長と発達を願う、私たち「大阪子どもを守る会」は、カジノの設置・拡大につながる、「カジノを含めた統合型リゾートの整備を政府に促す法律(カジノ法)」の廃止と、過大ギャンブルの廃止を含む、ギャンブル依存症の抜本的対策を、政府と国会に要求します。また、大阪にカジノを誘致しないことを、大阪府ならびに大阪市と、それぞれの議会に強く要求します。
2017年4月15日
大阪子どもを守る会
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